
日本で創業50年を超える会社は、全体の0.7%ほどといわれています。株式会社オリジナルが名古屋で生まれたのは1969年。今年で設立から57年になります。飲食・物販・ブライダル・医療・郊外建築と、5つ以上の業態にわたる店舗施工を元請として手がけてきた会社です。何もない空間を「店舗」に変える仕事を、ひたむきに続けてきた57年間でした。
某大手店装会社のOBたちがつくった会社
株式会社オリジナルのルーツは、某大手店装会社にあります。そのOB有志が1969年に立ち上げた会社が、私たちの前身です。1998年に現在の社名となり、それ以降、名古屋・岡崎・豊橋・半田・岐阜・四日市を中心とした東海エリアで店舗施工を担ってきました。
設計事務所やチェーン本部から直接指名を受けて現場に入るのが、私たちの受注の形です。東海というエリアで、地域の商業空間を丁寧につくり続けています。
少数精鋭の体制で、設計の意図を正確に読み取り、職人と施主のあいだを調整しながら現場を進めています。専門性を持ったメンバーが、それぞれの現場に責任を持って向き合える体制です。
創業から変わらない「仕上げ切る」責任感
「必ず仕上げ切る」という責任感は、創業時から会社の中に根づいています。設計士が描いた図面を、きちんとした店舗として現実に立ち上げる。その役割を、私たちは57年間引き受けてきました。
「当たり前を当たり前にする」とはどういうことか
現社長がよく口にする言葉に、「本来の当たり前を、当たり前にする」というものがあります。
引き渡し期日までに、検収(工事完了後に施主が仕様通りに仕上がっているかを確認・承認すること)時の残工事をゼロにして、完全な状態で終わらせる。一見すると当然のように聞こえますが、実際の現場では簡単なことではありません。工期の遅れ、職人の都合、図面の不整合など、店舗施工の現場には想定外のことが日々起こります。
業界では今でも、引き渡し後に残工事が残ったまま「順次対応します」と進むケースも少なくありません。施主にとっては負担の大きい状態です。私たちはそれを「当たり前ではない状態」だと捉えています。
早い段階で、違和感をそのままにしない
私たちが大切にしているもう一つの姿勢は、図面通りに進めることで問題が起きると分かったときに、そのままにしないことです。「このままだと問題が出る」と早い段階で伝え、設計者や施主に対して是正の提案を行います。
工事が始まってからの変更は、費用も時間もかかります。だからこそ早く伝える。それだけのことですが、「言いづらさ」から判断を後回しにしてしまう現場も少なくありません。私たちにとってこれも、「当たり前を当たり前にする」という姿勢の一部です。
社員が気持ちよく働ける現場をつくるということ
社長としての役割について、現社長はこう話します。「社員が気持ちよく働ける現場をつくるのが管理者の仕事だ」と。
腕のある職人であっても、ハラスメントをする人や現場の雰囲気を乱す人とは、次の仕事を一緒にしない方針です。「関わる業者は選ぶ」という考え方を、会社として明確に持っています。技術力と人間性の両方を大切にしています。
現場とともに歩んできたリーダーシップ
現社長は創業からの流れを引き継ぎ、会社を運営しています。現場に向き合い続けることで、会社を動かしてきました。
その関係性は今の若手にも引き継がれており、「この人が嫌で辞めた」という退職がほとんど起きない会社になっています。業績だけではなく、人と人の関係を丁寧に守ってきたことが、今の社風につながっています。
57年続いてきた理由
では、これだけの年月を、なぜ続けてこられたのか。特別な戦略や、急いだ拡大があったからではありません。
それでも会社が57年続いてきたのは、創業時からの姿勢が変わらなかったからだと考えています。「お客さまのために、誠実にものづくりに向き合う」という極めてシンプルなことを、愚直に続けてきた結果です。
1軒の店舗が完成するたびに、その街に何かが増えていきます。飲食店舗が1軒できれば、近隣の人の日常が少し豊かになります。物販店舗ができれば、人の流れが生まれます。私たちが「店舗をつくること」と「街をつくること」をつながった仕事だと捉えているのは、そのためです。
当たり前を、当たり前にする。ただそれだけのことを57年続けてきました。これからの70年、100年に向けても、この姿勢は変わりません。
よくある質問
Q. 株式会社オリジナルはどのような業態の店舗を手がけていますか。
飲食・物販・ブライダル・医療・郊外建築など5業態以上に対応しています。元請(発注者から直接請け負う立場)として施主やチェーン本部から受注し、設計事務所や職人、現場の調整を一括して管理します。対応エリアは名古屋をはじめとした東海地区が中心です。
Q. 施工管理とはどんな仕事ですか。現場で作業もするのでしょうか。
施工管理は、施主や設計者の意図を現場に落とし込み、職人・設計事務所・施主のあいだを調整するプロジェクトマネジメントに近い仕事です。自ら工具を持つ作業はなく、工期・品質・安全を管理し、全体をまとめることが主な役割になります。
Q. 引き渡し時に残工事ゼロとはどういう意味ですか。なぜそれが大切なのですか。
検収の時点で、未完了の作業が一切残っていない状態で引き渡すことです。開業日が決まっている店舗では、引き渡しの遅れや残工事が施主の営業計画に直接影響します。残工事ゼロは施主への最低限の責任だと私たちは考えています。
Q. 某大手店装会社とはどのような関係がありますか。
株式会社オリジナルの前身は、某大手店装会社のOB有志が1969年に立ち上げた会社です。1998年に現在の社名となり、名古屋・岡崎・豊橋・半田・岐阜・四日市を中心とした東海エリアで、創業から57年にわたり店舗施工を手がけてきました。











